バガヴァッド・ギーター

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34日目

2010/07/10 13:44 [Sat]

今日一日の業務を終える。

午前は学業に励み、午後は孤児院で子供たちに勉強を教えた。

少々やんちゃが過ぎる傾向にあるが、子供は嫌いではない。

夕暮れ時、石畳の帰り時を歩く。

長い道のり、高く設けられた建築物より先にあるのは城だ。

この国の領主をしているという主は、ただいま”誘拐”されているらしい。


本当は極秘らしいが、月の後半滞在している教会の神父がそんな事を漏らしていたのを聞いた。

自身には関係の無いことだが。

銀行でお金を下ろすのは久しい。

別に大金が必要というわけでもなかったが、夜はツフォロに用があった。

「……ワインで酔わせて殺してやる。」

”特別な事情”から長い付き合いだが、なかなか殺害に至れない、肩を竦め小さくため息が零れた。

銀行の扉口を潜り受付へと声をかけた。

定期的に”義父”が”生活費”を出してくれるおかげで生活には困らないでいた……はずだった。

「無い?」

「はい、お客様の口座は0で御座います。」

律儀な”義父”にしては珍しいことだ。

わかりました、とだけ返事を返しその場を後にする。

急ぐ事でも無いことだが、今日こそ殺害に至ろうと思っていた機会を逃してしまった。

ベルリオーズは小さくため息をつき、”義父”へと手紙を送ろうと心に誓った。




…その数週間後のお話

オリオンは手紙を読み終え、その紙で紙飛行機を折った。

「テーセウス。」

双子に服のすそをもたれくるんくるんに回されているテーセウス。

とりあえず双子をおっぱらったあとなんですか、とやや機嫌悪く問いかけた。

額にコツりと紙飛行機があたる。

丁度見える位置に自身の名が、自分宛のものだというのを察した。

「勝手に読まないでくださいよ…。」

「落ちてたから拾った。」

投げやりな言葉に、やれやれとため息をつき中の文面へと目を通し。

テーセウスは少し遠くへ視線をやった。

「面倒を見ていたくせに忘れるとは、ペットじゃないんだぞ。」

珍しくオリオンは叱るような言葉を使い、めっと人差し指をたてた。
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