バガヴァッド・ギーター

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31日目

2010/06/14 22:30 [Mon]

丁度タイミングよく遺跡外同士だったというので、練習試合をすることになりました。
こういう込み入った事をするのが初めてで色々gdgdd(゚Д゚;≡;゚д゚)
ひええ、すいませんでした。


結果

157.jpg

リテイク後のサンドイッチ要求オイシイデス!!!
本当は99ターン目くらいに必殺技を仕込んでいたのですが
これは出せない´▽`
本当は黙っておこうと思ってたんですが、おりふぃさんの中身がカミングアウトしていたので書き込んでおきますね。
えっ?絵?
恥ずかしいのでイメージ映像で勘弁してください´▽`




´▽`ニコ!!





どうしてこんなことになってしまったのか。

無駄に大きな身体を無理に縮こませ、両腕に双子を。口は手で塞がれている。

背にはソファがある、座っているのは床。

その向こうにやけに響く足跡がある。

機嫌が悪いのかやけに足音も五月蝿く早足だった。

双子は静かなわりに瞳をキラキラと輝かせている。

変わって此方はげんなりと疲れきっていた。

先ほど逃げ出した時のせいで、きている洋服もところどころボロボロだ。

一つため息が出る。

どうしてこうなってしまったのか。


1時間ほど前に遡る。



いつものようにフォンティン家に薔薇を届け、切り上げようとした最中双子に捕まってしまう。

先の件もありベネディクトと顔を合わしづらかったが、今日は出かけていたらしい。

だが双子までは出かけていなかったようだ。

フォンティン家の人間の言葉は断りづらい、自分はオリオンの使いで来ているのだから。

両腕を引っ張られ、家の中へと招かれる。

この家はいつも夜、廊下は蝋燭で照らされ影が生き物のように揺れていた。

「……なんでしょうか。」

客室へと連れ込まれ、無理やり椅子に座らされる。

半ば抵抗を諦めたやる気の無い声で声をかけると、お茶を出された。

客人をもてなすという気持ちはあるようだ。

お茶を一口啜り、口内に広がる渋みに僅かに顔を顰める。

紅茶の葉を長くつけすぎたような味だった、実際つけすぎたのだろう。

ゆっくりとそれを飲み、カップを受け皿へと戻す。

視線を向けるとなにやらカップと盆をもった双子がもじもじとしていた。

「ちょっと、貴方から話なさいよ。」

「やあよ!恥ずかしい。貴方から話しなさいよ。」

双子はお互いをせっつきあっている。

「レディに恥かかせる気なの!」

「わたしだってレディよ!恥なんてかきたくないわ!」

このままでは埒が明かない。

双子の仲裁に入ろうと、どうどう、と手をあげつつ遠慮がちに声をかけた。

「……恥ずかしい事であれば、女性に言った方がよろしいのでは。」

「「貴方でないとダメなのよ!よ!!」」

無駄に息をそろえ、テーセウスへと切り返す。

「結局のところどうなの?人間の女の子とのカンケイは順調?」

この家でなおかつ、この家系に一番触れて欲しくない話題をよりによって出してくる。

テーセウスは返答に困る、曖昧に。

「ええ……まあ……。」

と言葉を濁した。

不服そうではあるが、トラブルメイカーでもある双子にこの話題は正直リスクが高すぎる。

ベネディクトにでも聞かれたらどんなことになるか。

考えただけでも恐ろしい。

「何故そんなことを聞くのです?」

「わたし達だって恋っていうの、やってみたい!」

「は?」

自身に向ける矛先を変えようとした矢先、想定外の返事を聞き一瞬思考がとまる。

「禁断の恋っていうのを、やってみたいのよ……。」

「この間、悪い事させようとした男の人はシスコンで、妹を助けたら妹に夢中になっちゃってわたしたちの事もみてくれないの。」

「あれは酷かったわ、わたしショックで100年寝込むかと思ったわ。」

しみじみと双子は語る、テーセウスは初めて。ベネディクトが頭痛を覚える理由が少しわかった気がした。

「だからね、わたし、貴方にどうしたらそんなステキな恋が出来るのかって聞きたかったの。」

「なる……ほど……?」

正直自分ですら知りたい所だった、彼女は自身が気まぐれに契約した人間の子供でもあるのだ。

こんな形で偶然再会したのはテーセウスですら考えもつかなかった。

それならば

「無いのならまだ、縁が無いのでしょう。」

「「ええー!」」

双子はさも残念そうに唇を尖らせ声を上げる。

何故これらはこうも恋だのなんだのと欲しがるのか。

女心というものはよくわからない。

「じゃあいいもん。」

「いいもん。」

双子はくるりと身体を反転し、扉の方へとむいた。

ようやく介抱されるのかとほっと胸を撫で下ろしたつかの間。

「「お母様に聞くから!!!」」






……そして現在に至る……


ベネディクトが早々帰宅したのは、予想外であった。

そして双子が馬鹿正直に言ってしまった事も。


「無駄な抵抗はやめて出て来い
 今なら両手両足を切り落とすくらいで勘弁してやる。」


それ以上はどうなるのだと突っ込みたい気持ちだったが、大人しく隠れていることにした。

腹の底から響くような声が聞こえてくる。

高いヒールを踏みしめる音が室内に響いた。

「お母様トサカにきてるわね。」

「困ったわね、あ…おじさまに守ってもらえてる、ドキドキしてきたわ。」

「ちょっとぉー、やーめーてーよー。わたしまでドキドキしてきたじゃ、むぐ。」

いつのまに抜け出たのか、双子が下で平和的にきゃいきゃい騒いでいた。

きっとこんな状態なら朗らかな気持ちになれたかもしれないが。

…ギシリ…

すぐ傍の耳元で布を掴み、軋む音が聞こえてくる。

その方へと見上げれば、怒りから血管を浮かびあがらせ此方を見下ろすベネディクトの姿があった。

多分東洋でいうところの鬼といったものに近い気がした。

すみませんね、オリフィエル。貴方とのデートはできそうにないかもしれません。

悪魔は十字を切ることができない。なので、彼女に謝る事にした。


トントン

小さなノックの音が部屋に響いた。

視線はいっせいに音の方へと。

扉のところに小柄な少年の姿があった。

瞳も髪も黒、瞳孔が金ということから人で無いことが知れた。それに角も映えている。

オリオンは視線を受け止めきょとりと首を傾げてみせた。

「わざわざこの屋敷に出向くとはご苦労な事だ。」

先ほどの鬼の顔とは打って変わり、彼の知るベネディクト・フォンティンの顔がある。

「帰りが遅いから迎えに来た。」

そういうと少年は、テーセウスへと小さな手を差し出した。

「帰ろう。」



オリオンは歩くのがとても遅い。

双子は足が速いせいか、双子と手を繋いだオリオンが引きずられる状態になっていた。

「有難うヘカー、貴方命の恩人ね。」

「そうね、私将来あなたみたいな命をかけてくれる人をお婿さんにしたいわ。」

ヘカーと呼ばれたオリオンはふるふると頭を振ってみせる。

その後に続いたテーセウスは腰を屈め、オリオンへと耳打ちをする。

「ご心配おかけしました。」

「心配は誰かがする。」

よくわからない返事だった。

「ですが、お手を煩わせました。」

「親だから守るのは道理。」

そうだ、一見するとただの子供だが、これはもう長く生きた悪魔で。

自身を悪魔へと招きいれた存在なのだ。

少年は何を考えているのか、感情の無い表情で見上げてくる。

「彼女も親が居ない。」

ずきりと胸が痛む。恐らく少年の言う彼女とはオリフィエルの事を言っているのだろう。

引き離したのは自分だ、否。できる事なら再会をさせたい。

割れた鏡へと入るには悪魔にとってもリスクが高かった。

下手をしたら帰れなくなるかもしれない。

だから、隠すように欠片を小さなものに換え人に渡した。

親の姿を見れど、鏡の世界から此方の姿を見つけるのは難しい。

ただ見ているだけならいっそ――

「……僕が彼女を守ります。」

子供は返事をせず、見上げたままだ。

その瞳には、長い髪ではなくボサボサの髪、青い瞳。

オズボーン・ヒルという男が映っていた。
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